ウェブデザイナーの年収・給料の増やし方。LIGは600万円超え？

こんにちわ！安藤ほなみです。

これからウェブデザイナーとして仕事をしたいと思っている方へ、「ウェブデザイナーの給料はどのくらいなんだろう」「実際に働いたら今より収入を増やすことができるのだろう？」と給料の増やし方を知りたいと思っていませんか。

実際に私も会社員から未経験からグラフィックデザイナーへ転職し、更にウェブデザイナーへスキルアップの転職を重ねながら給料もアップしていくことができました。

ウェブデザイナーといっても、個人のスキルや経験・勤務先・勤務体系などによって給与は異なりますが、この記事では、ウェブデザイナーは実際にどのくらいが平均なのか、参考に有名Web制作会社の年収・給料を調べました。さらに増やすためには何をしたら良いのか、私の実体験からウェブデザイナーとして収入の増やし方をお伝えします。

ウェブデザイナーの平均年収はどのくらい？

ウェブデザイナーの平均年収は433.3万円となっています。

会社勤務の給与分布図を見てみると400万未満が48.3%、600万未満が37.9%で、年収1000万円以上は全体の1.5%です。（Webデザイナー白書2014-15より）

日本の平均年収が441万円で、Webデザイナーの平均年収と比較すると少し下回っていることになります。

有名なweb制作会社の年収はどのくらい？

多くの一流企業・上場企業のホームページを手掛けている、大手Web制作会社のウェブデザイナーの年収・給与はどのくらいなのでしょうか。企業の採用サイト（主に中途採用）から調べてみました。

従業員数が100人以上の制作会社ですと、請け負っているサイト規模が大きいのもあり、ウェブデザイナー経験・能力スキルによってきますが、平均年収600万円以上が多くなります。

※ここでの紹介する金額は「平均」になることをご注意ください。

【参考求人】年収600万円以上が狙えるところ

独立・フリーランスの年収

フリーランスで活動するウェブデザイナーの平均年収は385.3万円となっています。

ウェブデザイナーは、独立してフリーランスとして働くことが可能な職種です。
年収が100万円以下の場合もある一方で1000万円を超える収入を得ている方も。フリーランスの場合はデザインだけに限らず、サイト構築やディレクションなど様々な仕事が混ざっていて、仕事の内容、やり方の違いによって収入差が大きくなります。

ウェブデザイナーの平均年収を増やすためには

ウェブデザイナーは収入が低いなどといわれていますが、 未経験からの高額の給与・年収は難しい職業です。
参考求人の各社を見ていただいた通り100%「経験・スキルを考慮の上決定」「スキル・経験・実績により決定」と必ず書かれています。それだけ経験・スキル・実績は収入を増やす方としては重要なことになります。

ウェブデザイナーの給料は実際のところ、勤め先企業・スキル・年齢によって決まります。スキルアップすることで仕事の幅を広げることが必要になってきますが、そのためには勉強をしながらアウトプットをしていく必要が出てきます。
この先自分がどうなりたいか、長期的な目標を実現するためにどんな知識が必要かを考えて行動していくと、ウェブデザイナーの平均年収433.3万円を超えることが可能になってきます。

経験を積みスキルアップをする

ウェブデザイナーとしての実務経験の年数を増やすことはもちろん、ウェブデザイン全般スキルを身につけ、Webサイトを制作することが必要です。デザインの幅を広げるために企業向けのデザインから一般消費者ユーザー向けも経験する、コーポレートサイトからLPデザインもできるなど、業務範囲の幅広さは自分の実績になります。

Photoshop、Illustratorなどのデザインツールの使⽤スキル、コーディング（HTML、CSS）スキルはもちろんのこと、それにプラスして、JavaSprictやPHP、サーバ周りの知識も知っていたり、Webマーケティングやコピーライティングを学ぶのもスキルの１つです。業務の幅も広がり年収アップの可能性が高まります。

また、Webサイト構築・運用のプランニングや情報設計、進行管理などのディレクション的立場になってくることもあり、ウェブデザイナーからWebディレクターへと上流工程を担当する職種に挑戦することを考えてみてもいいですね。

転職をする

デザイナーであれば誰もが1度や2度は通る、転職して給料の増やし方としては最も王道な方法です。
所属している会社だと自分のスキルは上がってきているけど、中々ベースアップが難しい、など出てきます。年収アップだけではなく自身のキャリアアップや、よりやってみたい案件を求めて転職するデザイナーも多いです。働くフィールドを変えただけで収入が上がることもあるので、転職を視野に入れるのも必要です。

10年後に自分の理想とする働き方・収入を得るためには、どの会社で経験、どんなスキルが必要かを考えて転職先企業を選ぶことが大切です。

副業をする

新しい働き方の一環として副業が認められている職場であれば、副業をしてみることもできます。
会社とは違った、好きな仕事・やりたい案件だけを選んで引き受けることも可能ですし、自分で営業して案件を獲得するという経験値が得られます。
所属している会社以外のクライアントと接する機会があることによって、そのクライアントと信頼関係を構築できれば、仕事の依頼をいただくことも出てきます。この先フリーランスとしての働き方を考えている人にとっては、副業をすることは収入を増やす方法の一つになります。

フリーランス・独立起業する

フリーランスという働き方を選択することも可能です。残業というものはなくなり、収入や働く時間はすべて自分でコントロールできるようになるため、自由な働き方を目指すことができます。
収入は自分の腕次第ですが、仕事が取れなくなり収入が安定しないというケースもあります。自由な働き方になるためには、ウェブデザイナーとして自分がどうなりたいか目標を定めてフリーランスになることをおすすめします。

私のデザイナー転職体験談

もう20年前のことですが、未経験からデザイナーとして転職活動し、駆け出し時の給料から転職をした私の体験談をお話します。

総合広告代理店に入社

私のデザイナーとしての初任給は16万円でした。（手取りだと14万円ぐらい）
実際は、残業代が出ていたのでプラス2〜3万円ぐらいの月収です。
試用期間（3ヶ月）採用を経て正社員になりました。1年毎に昇給があり自分の努力次第で年5000〜1万円だった記憶があります。

職種はグラフィックデザイナーとして、印刷物のデザインがメイン業務でしたが、入社して仕事内容でホームページの更新やWebサイトのデザイン制作もしていました。
当時の高卒中途採用でこのぐらいの額がほとんどでした。私自身は、何より未経験でデザイン経験もなかったので仕事ができるだけ十分な給料でした。
当時の私は給料というより、とにかくデザインのスキルを早く上げたい、認められたいと言う気持ちが強かったです。

クライアントがほぼ固定だったので、色々な職種のデザインをしたい、これから需要が増えてくるウェブデザインができるようになりたいと思い、スキルアップのために転職をします。

転職先：デザイン制作会社

職種はグラフィックデザイナー・ウェブデザイナーとして入社
給料：24万円ぐらい

デザインができることを認められ、基本給はアップしたが残業代は出ない固定給。
仕事内容は、新規Webサイトの提案、デザイン、納品したホームページの更新業務。印刷物は会社案内やパンフレット、ロゴなど色々なデザインをしていました。残業は繁忙期は日付を超えることもあったけど、基本は「早く帰ってね」と声がけし、比較的残業が少ない職場だったため、就業後残ってWeb制作をするにあたってのPhotoshopでのデザインデータの作り方、コーディングやFlash、動画編集などの勉強をしていました。

２年後に先輩デザイナーが退職、私がチーフデザイナーになったため昇給し、30万円弱に。
仕事内容はグラフィックデザインとウェブデザインの両方、ブランディングを意識したデザインをメイン、後輩の育成・指導などをしていました。


ウェブデザイナーの平均年収は433.3万円なので、10〜20年前の給料と比べてになりますが、やはり最初の駆け出しのときの給料はお世辞でも多いとはいえません。
ですが、その分デザインの「デ」の字も知らない、イチから教えてもらう状態からのスタートでした。

ですが、１年、２年、３年と色々な経験・実績を増やしながらこの先のデザイナーとしての目標が決め、それにあわせて転職する会社を選び・スキルを身に着けたことでをしたことで年収・給料を増やすことができました。

ウェブデザイナーとしてのスキルは仕事を通して身につけるのはもちろんですが、就業後の時間を使ってコーディングの勉強、CMSの仕組みなど、独学で実際に手を動かしアウトプットをすることで、未来にむけてのスキルを複合的に身に付ける必要があります。

ウェブデザイナーとして年収・給料の増やし方のまとめ

ウェブデザイナーの年収と給料の増やし方はわかりましたでしょうか？
今回はウェブデザイナーの平均年収を紹介と、実際の私自身の体験談をお伝えしました。

いきなり高給料は難しいですが、経験・実績を少しずつ増やしてスキルアップをすれば年収600万円も可能ですし、その先にフリーランス・独立起業することも可能な職業です。

あなたが今、未経験からウェブデザイナーとしての転職をしたい場合は、まずは入社できるように実際に手を動かし実績を作って面接に応募してください。入社することによって得られる知識は膨大にあります！
始めはお金目的ではなく自分のためにスキルを上げることも大事です。次の目標が決まったら社内で賃上げ交渉するものあり、転職を繰り返してキャリアアップ、年収を上げていくという王道な流れもありですので、ぜひ参考にしてみてください。