Webデザイナーになるために就職活動を始めよう!と思って「紙のポートフォリオを作るとき、どのくらい作品を載せたらいいのかな?」「何ページぐらい必要なんだろう?」と迷ってはいませんか?
もう勤めていて経験があるデザイナーなら実績も作品数もありますが、新卒学生やスクール卒などの実務がまだ未経験のWebデザイナーの場合は、まだデザインの実績はなく、卒業課題で作った作品しかない・・・という人も多いかと思います。
そこでこの記事では、「未経験からWebデザイナーへ転職の場合」として
・ポートフォリオの作品数
・ポートフォリオの枚数、ページ数
を、就職活動するのに必要なのかを具体的にまとめました。
今まで私が実際にポートフォリオを見てきたことを踏まえて、最適なページ数と作品数、そのページ構成例の目安についてお伝えするので、参考にしてみてください。
ポートフォリオの作品数はどのくらい載せるのがいい?
ポートフォリオに掲載する作品数は、特に決まりなどはありません。
提出する企業やデザイン制作会社にあわせて、アピールしたい実績に応じて載せる作品を決めることになります。
Web・紙のどちらのポートフォリオを作成する場合でも、今まで自分が作ったもので「これのデザインを見てもらいたい!」という自信作を、10~20作品ほどいれるのが丁度いいと思います。
紙でのレイアウトを考える場合、1ページあたり1~2作品を紹介するイメージです。
たくさん作品を魅せることも悪いことではありませんが、採用担当者は限られた時間の中で作品に目を通します。
そんな中、作品数やページ数が多いポートフォリオを見ても、何も印象に残らないことになってしまいます。なので自分の作品が埋もれないためにも、自信をもってみてもらいたい作品をピックアップして載せましょう。
ポートフォリオの枚数、ページ数はどのくらいが見やすい?
ポートフォリオを紙で用意するときのページの枚数は12~20ページ程度が必要です。
私は見やすいデザインのボリュームとして「20ページのファイル」にまとめてファイリングすることをおすすめしています。なので、まずはクリアファイル1冊分(10ポケット/20ページ)を目指してください。
ページ構成の例(Webデザイナー志望)10ポケット/20ページ
【表紙】
【P2】プロフィール、自己紹介、資格・使用可能ツール、具体的なスキル
【P3】ポートフォリオの目次
【P4】Webサイト:TOPページ
【P5】下層のコンテンツページ・スマホレイアウト
【P6】Webサイト:TOPページ
【P7】下層のコンテンツページ・スマホレイアウト
【P8】Webデザイン:TOPページ
【P9】下層のコンテンツページ・スマホレイアウト
【P10】Webデザイン:学校で作った課題など
【P11】同上
【P12】LPデザイン
【P13】LPデザイン
【P14】TOPページのみ(3〜4点ほど)
【P15】バナー色々(6〜8点ほど)
【P16】グラフィックデザインあれば (2〜3点)
【P17】ロゴ やイラストなどあれば(3〜4点)
【P18】趣味のもの
【P19】同上
【裏表紙】連絡先、お問い合わせ先など、あとがき的なメッセージを添えても
Webデザインをメインに独学している場合、WebサイトとLPデザイン、バナーでP4〜P15までで約15〜18点になります。
一つの目安としてこのくらいの作品があれば満足できる内容です!
人によって載せる内容が多少変わると思いますが、Webデザイン以外にもグラフィックデザインやロゴ、イラスト、自分の趣味で作ったものを入れるのでもよいと思います。間に中扉(カテゴリの表紙)を付けてもいいですね。
おおよそのポートフォリオに必要な作品の数とページ数がわかったでしょうか?
ポートフォリオに載せる作品数・ページ枚数はどのくらい必要か?のまとめ
おおよそのポートフォリオに必要な作品の数とページ数がわかったでしょうか?
ポートフォリオに載せる作品数約10~20点で、ページの枚数は12~20ページ程度が必要です。
逆に作品数が足りていない場合は、近づけるようにデザインを作る目安になったと思います。
ポートフォリオは自分をアピールする作品でもあり、採用担当者とのコミュニケーションツールでもあり、営業ツールにもなります。作品の質はもちろんですが、わかりやすいポートフォリオを作成することが、就職・転職成功の近道です。この記事を参考に必要な作品数・ページ枚数を用意してくださいね。