フォトショップ（Photoshop）を使ってWebサイトのデザインやバナーを作成していて、提案用にjpeg保存をしたいのだけど、最近フォトショップのバージョンアップをしてしまったら「別名で保存」からjpeg保存が選択からなくなってしまった…と、お困りではないでしょうか。
この記事では、フォトショップで「別名で保存」からjpeg保存ができなかったが、jpeg保存ができる方法をご紹介します。
原因はPhotoshop2021（ver 22.4.0）の仕様変更
ver22.4.0へのアップデートで「別名で保存」が仕様変更になりました。
以前のバージョンでは「別名で保存」からjpeg保存ができましたが、現状は保存できなくなりました。
つまり、レイヤーがある画像は直接jpeg形式で保存することができません。
「別名で保存」は保存形式が「レイヤー情報を残せる形式のみ」が選択できるようにになりました。
レイヤー情報を残さない、破棄したデータとして保存する場合は、新しい機能の「コピーを保存」から保存をします。
「コピーを保存」からjpeg保存する
jpegやpng、PDF形式などで保存をしたい場合は「コピーを保存」を使って保存します。
「ファイル」→「コピーを保存」を選択します。
保存したい形式を選択して、保存をしてください。
レイヤーが複数ある場合、統合して保存したい場合は、「レイヤー」のチェックを外して保存します。
「別名で保存…」からjpeg保存する
「別名で保存…」を開いたときに、フォーマットからjpegやPNGなど目的の保存形式がない場合は、フォーマット右にある「コピーを保存…」というボタンをクリックすると、「コピーを保存…」の内容に切り替わり、目的の保存形式で保存することができます。
環境設定から従来どおりの「別名で保存」にする
アップデート(22.4.2)で「環境設定」→「ファイル管理」で「従来の「別名で保存」を有効にする」という項目が追加になっています。
これを有効にすると、アップデート前の画像データにレイヤーデータが含まれている場合でも、別名で保存を選択した際にjpeg形式が選択できるようになります。
Photoshop→環境設定→「ファイルの管理」をクリックします。
ファイルの保存オプションに『従来の「別名で保存」を有効にする』が追加されたので、この項目にチェックを入れます。
チェックを入れてアクティブにすることで、別名で保存を選択したときは、レイヤー情報を破棄してJPEG 形式、PNG 形式なども選択できるようになります。
『従来の「別名で保存」を有効にする』にすると、「別名で保存」する時にデータ名に「〜のコピー」という文言が追加されないまま変更内容が上書きされてしまうことになります。誤って上書き保存をしなように、注意してください。
参考（Adobe support Communityから）「Photoshop2021 (22.4.x) で、JPEG保存ができない→JPEG保存を有効にする方法
