こんにちわ。安藤ほなみです。
Webデザインをしている時、Photoshop(フォトショップ)を使っていて動作が重い、Macの動きが遅いと感じたとこはありませんか?
この記事で紹介する「Photoshopの設定でやるべきこと」を行うと、Macを使ってのPhotoshop作業が快適になります。
私もWebデザインの作業をしやすくするために、初期設定は必ず行うことの1つです。
Photoshopはパソコンの容量を沢山つかってしまうアプリです。Photoshopをずーっと立ち上げっぱなしで作業していると、動作をメモリ(記憶)しているので、動きが遅く重くなってきます。
Macを再起動すれば復活しますが、動作が遅い・固まってしまう前の重い状態から開放されたい、快適にしたいと感じたときの環境設定でできる10つの方法をご紹介します。
①Photoshop環境設定の初期化をする
環境設定ファイルが再作成され、Photoshopは初期の状態にします。
Photoshopを起動します。「Command⌘ + Shift + Option」を同時押しします。
すると、すぐに別ウィンドウで「Adobe Photoshop の設定を削除しますか?」とメッセージが出てくるので、【はい】を選択します。
これで、環境設定はリセット完了になります。
②メモリをクリアする
Photoshopの上部メニュー「編集」→「メモリをクリア/すべて」を選択
記憶されている情報を全てクリアにします。
※ヒストリーも「すべて」無くなります。⌘+Z で1つ前に戻る(過去に戻る)ことは出来なくなりますので注意が必要です。
③ヒストリー数の調整をする
Photoshopの上部メニュー「Photoshop」→「環境設定」→「パフォーマンス」で設定画面が開きます。
ヒストリー数を設定します。ヒストリーは取り消し(⌘+Z )で過去に戻る数です。
作業履歴なので、数値が大きければ大きいほど過去の作業を記憶しているので、Photoshopが重くなる原因の1つです。
0に設定することもできますが、私には「30」に設定しています。
④メモリの使用状況を変更する
「③ヒストリー数の調整」と同じ「環境設定のパフォーマンス」画面で、Photoshopで使用するメモリの設定ができます。
初期設定は70%になっています。
Photoshopを中心に作業(デザインなど)する場合は「70~75%」ぐらいがおすすめです。Macのメモリの85%以上をPhotoshopに割り当てると、他のアプリを開いても落ちてしまったりするのでおすすめしません。
Photoshopと他のアプリケーションと同時に使用する場合は「50%~55%」
私はそのままの「70%」に設定しています。
⑤キャッシュレベルを調整する
「③ヒストリー数の調整」と同じ「環境設定のパフォーマンス」画面で、Photoshopで保存するキャッシュのレベルを設定できます。
初期設定は「4」になっています。
・キャッシュレベルの数字を高くする→ファイルを開くのは遅くなるが作業の応答速度は早くなる。
・キャッシュレベルの数字を低くする→ファイルを開くのは早くなるが作業の応答速度は遅くなる。
なので、1つのファイルで長く作業するWebデザイナーは、数字を高くするのがおすすめです。
私は「3」に設定しています。
⑥グラフィックプロセッサーの設定をする
「③ヒストリー数の調整」と同じ「環境設定のパフォーマンス」画面で、「グラフィックプロセッサーの設定」の「詳細設定」をクリックします。
詳細設定の画面で、描画モードを「基本」にします。
基本機能だけを利用することで使用量は最小になり、基本的なグラフィックプロセッサー機能が有効になります。
私は「基本」に設定しています。
⑦仮想記憶ディスクの設定をする
「③ヒストリー数の調整」と同じ画面で変更します。
Photoshopは仮想記憶ディスクにデータを置いているので、編集データはかなり容量が大きくメモリだけにデータを置くとパソコン全体の動作に影響を与えてしまうことから仮想記憶ディスクを別に用意しています。
⑧レイヤーのサムネイルを調整する
[レイヤーウィンドウ横のハンバーガーメニュー]→[レイヤーパネル]→[パネルオプション]
レイヤーがどの部分なのかわかりやすくするためにサムネイルあります。変更をすると常に最新のサムネイルに更新されるため、メモリが消費されてしまいます。大きいほうが見やすいのですが、メモリを消費してしまうので、サムネイルサイズを変更しましょう。私には一番小さいサイズに設定しています。
⑨使っていないドキュメントは閉じる。
複数の作業ドキュメントを立ち上げていると、それだけでメモリを使ってしまうので、使っていない、編集してない画像は閉じるようにします。
ファイル名が表示されている所を右クリックすると「閉じる」を選択する方法と、ファイル名の左に「✕」をクリックで閉じることも可能です。
⑩他の使っていないアプリは終了する。
同時進行で使うアプリのみ立ち上げておき、使わないアプリは終了するようにしています。IllustratorにExcel、Wordを立ち上げ、ブラウザ、メールに、、、となるとMacはパンクしてしまい、固まる・フリーズする原因になります。無駄にメモリを使わないように、調整してください。
Macでphotoshopが重い、遅いときにする7つの方法のまとめ
以上、10つの方法をお伝えしました。Macでphotoshopが重いときには設定を見直すだけで動きが良くなりますので、変更を試してみてください。
私が普段行っている方法のご紹介をしました。